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高校時代、もう40年前、NHK FM「昼の歌謡曲」と言う番組があって浜田省吾特集をしていた。事前になんとなく知っていて、ラジカセで録音する準備をしていた。理由はわからないけど気になってきた浜田省吾。その時かかった曲たちは私の心を鷲掴みした。
当時、私はうぶで女性と付き合ったことがなく、でも好きな女性はクラスとかにいて悶々ととした日々を送っていた。
流行りの歌は松田聖子、小泉今日子などアイドル達のリアリティのない歌ばかりだった。嫌いでは無かったけど。
「愛の言葉を君に囁く、だけど今は意味などない」
その番組でかかっていた曲。恋愛を知らない私にはピンと来なかったけど、恋愛の終わりを歌っているのはわかった。どちらかというとメロディを先に気に入った。他にも素敵な曲ばかりの番組だったけど、この曲は1番心に沁みた。なぜか?
今思うと、背伸びしたい、うぶな私がいて、背伸びして壁の向こうを覗いてみたら、バラードのメロディと共に切ない少し大人の恋の物語が見えた、と言ったら感じかな?と思う。
そう"印象派".
微妙な光と影、温もりと冷たさ、静寂とノイズ、、、
自分が経験したかのように心に刷り込まれてしまった。
それから浜田省吾の歴史を遡るように曲を聴き、覚えたてのギターと浜田省吾全曲集で私の血と肉となった。
あのFMの番組が主にアルバム「sand castle」から構成されていたことに気づくのはしばらくしてからだった。
当時のカセットテープはどこかに行ってしまったけどそのCDは、今も宝物だ。
サバ缶 開け太郎
2024/08/01
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