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ある居酒屋でバイトをしていた専門学校生の頃の話です。

高校卒業後、田舎に住んでいた私は都会の専門学校の寮に住み始めました。
バイトも初めて、バイト先には社員さんはもちろん、大学生のお兄さんお姉さんがいて、大人に囲まれて。お酒を飲むお客さんの相手をしながらお酒の名前やおつまみメニューを覚えたりと、それはそれは毎日バイトへ行くのが楽しみでした。まだ19歳の子供でしたが、大人に囲まれてイイ感じな大人になっていく気分でした。

そんな中、バイトの大学生の先輩からおでかけに誘われました。私の同級生も一緒にバイトをしており、私は同級生と、彼も大学の同級生を誘って、合コンのような感じでした。
普段から色々仕事を教えてくれる面白い先輩としか感じていず、行ったことのない銚子の犬吠埼の灯台を見に行くことになりワクワクしていました。また、男性とドライブに行くのも初めてだったので、ドキドキもしていました。

彼の同級生の運転する車で出発。車内もとても楽しかったです。
その中でかかっていた音楽が浜田省吾さんの「J BOY」でした。
浜田省吾さんの名前も知らず、初めて聞く曲ばかり。それでもアルバムの曲ひとつひとつがスッと耳に入って来ました。

そんな中犬吠埼に着き灯台へ。
灯台の上で先輩から告白されました。

全然そんな気持ちを持ってくれていたことに気づいていませんでしたのでビックリしました。でも楽しい先輩だったのでOKしました。OKした時の先輩の嬉しそうな顔が今でも思い浮かびます。

帰り道浮かれてる?先輩。なんとなく察してニヤニヤしている私の同級生。私も車内でどうしていいかわからなくて落ち着かない気持ちでした。

そんな中印象的だったのが「19のままさ」でした。

「いつまでも忘れない 今でも目をこうして閉じれば 19のままさ」

ああ、この後年をとっても目を閉じれば今の19歳の今日を思い出すのかな…
と思いながら「19のままさ」を聴いて帰りました。

その後先輩に車内でかかっていた曲の事を教えてもらい、そのまま浜田省吾さんのファンになりました。

今でもこの曲を聞くとあの犬吠埼が思い出されてキュンとします!

赤ひげのさおり 2024/08/01
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