Masako

発表されてすぐ、聴いた。 「あなたがたは、互いに愛し合いなさい」という、聖書の中のことばがすぐに思い起こされた。 「互いに愛し合う」。どんな世界だろう。 私にはなかなか想像がつきづらいかもしれない。 自分のところに生まれてきてくれた子供たちには、自分が味わったような辛い思いはさせたくないと思ってた。 それはある意味で、そうすることができたかもしれないけれど、愛に溢れた環境に身を置かせてあげられたとは言えないことが、子供達に申し訳なく思う。 次男は、長男がすごく愛してくれた。(歳は3つしか変わらないのに。)多分それゆえに、多くを守られたと思う。 その長男は、社会人としては自立し、とても充実して見える一方で、(愛する弟以外の)人に対して心を閉じすぎなように思えて心配だ。 でも、そんな彼も、小さい頃から元春音楽になじみ、大きな影響を受けてきた。 愛なんて、絵空事、とでもいうかのような発言をしながら目を伏せることのある彼が、 この曲に、楽しそうに身を委ねる。 そこに一筋の光を見る。 この曲を楽しめるなら、きっといつか、愛の謎が解ける日が来て、人と温かく心を通わせる有意義な人生を歩んでくれるようになる、と思える。 私のことも、子供達のことも、救い続けてくれて、ありがとう、MOTO。 追伸。ライブはすっかり、オリジナルの前奏が始まる前に、さらに16小節前奏が加わったバージョンが定着した気がする。このバージョンが、大好きです。

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