シャルンホルスト

小6の弟が「TONIGHT」や「COMPLICATION SHAKEDOWN」の12inchシングルを買って来てはまったのを後追いで聴き始めました。私は中学生でしたが私も弟も限られた小遣いではシングルを買うくらいしかできず、近所のレコード屋も品揃えがいまいちで新譜が出たら買うといった感じでした。高校に入った頃、たまたま流れていたラジオでこの「グッドバイからはじめよう」を聴きました。単純に別れの歌だとしかわかりませんでしたし男女の別れだと思っていましたが、とても切ない歌詞、曲でこんな曲も歌っておられたんだという再認識につながりました。当時ようやく一般でも再生機が買えるようになったCDで「No Damage 〜14のありふれたチャイム達〜」を買って来て、口ずさみながら自転車で登下校していました。 高校の美術の選択授業で、好きな音楽のジャケットを自作する課題があったのですが、私はこの「No Damage」を選びました。背景に駅のプラットホームを描いたのですが、今思うとあの頃の私にとっての「別れ」とは駅のイメージだったんですね。当然、本当の別れについては何も知りませんでした。

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