Haruya105

私の人生のターニングポイントや心が辛い時に何故かいつもどこからか聞こえてくる不思議な曲です。 この曲を初めて耳にしたのは某ゼネコンのCMソング。中学生でそろそろ進路も意識し始める頃にテレビから聞こえてきた大好きなTUBEの曲。理数系が好きだった私は普通の高校の理数科に行こうかなと思っていた時に母親からは女でも独りでも生きていけるよう手に職をつけさせるために工業高校の建築科を勧められて迷っていました。でもこのCMで「地図に残る仕事」もいいなと、TUBEの曲の歌詞にも後押しされ工業高校へ進学しました。 そしてこの曲の時のライブに人生で初めて参加し、生の音の凄さを五感で経験して圧倒され憧れを覚えました。(ライブ後に耳の感覚がしばらくおかしくなるのも初体験でした) 高校に進学してからは、専門科目の課題、母や祖父母の看病や介護、家事に追われながらバイトして大学資金を貯めたり…とテレビを見る時間もなく日々のやることで精一杯になりながらも心の底ではギターが弾きたい、あの音にまた逢いたいと願い燻っていました。 そして高校の時に阪神大震災で被災状況を知るたびに、学んでいる建築への無力さを感じ、大学に進学しても追われる生活は更に忙しさを増し、就職氷河期、大学院に進学するも学費が厳しくなり途中退学。建築系には就職できず土木建設系に就職してから体験した東日本大震災では被災地に被災状況の調査に行き絶望とともに災害が仕事につながっている罪悪感を感じてました。でも、何故かラジオとかどこからともなく「Smile」が流れてきて救われてました。 コロナの時も、社会的に閉塞感があるだけでなく、仕事では理不尽に降格されたり、私自身も感染しホテルに収容されたり後遺症に悩んだり沈んでいた時にTwitterにアップされた弾き語りの「Smile」。涙が溢れ、この曲に甘蔗と転職する勇気を貰いました。 今は転職先で忙しいながらも充実した仕事をしています。 そして、つい先日参加した施工現場見学で、施工会社があの時のCMのゼネコン会社でした。ちょっと泣き笑いしちゃいました。

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