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もう40年近く前の事です。 同じ職場で、ものすごく好きだった人がいました。 たった一度だけ、本当に「ふたつデスク越し」の席だった事がありました。仕事中に目があったり、電話をかけたりしました。 帰る時は、じゃあねと、目配せしたものです。多分彼は私の後ろ姿を見送ってくれていたと思います。夜遅く残業している彼から電話がかかって来たこともありました。 この曲を初めて聴いた時、その時の光景が一気に蘇り、彼がその話を省吾さんに話して、省吾さんが曲にしてくれたんじゃないかと本気で思いました。実は今でもそうなのではと思っています。 もう、ずっと昔の思い出ですが、彼は省吾さんによく似ていました。あんなにカッコ良くはないですけどね。 今でも、この曲を聴くと、あの時の職場の光景が思い出されます。

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