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MIDNIGHT FLIGHT -ひとりぼっちのクリスマス・イブ(1989)

浜田省吾 / 1989年

初めて「CLUB SNOW BOUND」を聴いたのは、少しずつ寒くなってきた晩秋。その1ヶ月ほど前に彼女と別れていたボクは、傷心のさなかだった。
このクリスマスソングを集めたミニアルバムに針を落とすと、 ボクの心はもっと切なく、もっと寂しく、もっと哀しくなっていった。クリスマスの暖かく楽しげな曲の中に、あえて孤独な自分を演出していた。一人で聴いているのに(笑)
それが、3曲目になったとき、ゆっくりと素に戻っていく自分に気付いた。重厚感あふれる音とともに、失恋エピソードが辛辣に積み重なっていく。降り出した霙まじりの雨が雪に変わっていく頃には、どっぷりと感情移入していた。
その冬ワンシーズンは、夕方近くなるとこの曲を聴きながら、賑やかな街並みを一人黄昏たり、誰もいない港や飛行場に佇んだりと、よくセンチメンタルに浸っていた。恥ずかしいけど(笑)
前年の「DOWN BY THE MAINSTREET」を聴いていた時期は、希望とか挫折とか、とにかく充実した毎日を送っていたので、 これは僕にとって精神的に一皮剥けた20代のエポックソングといえる。
Midnight Flight ーひとりぼっちのクリスマス・イブ。大好きな一曲です(^o^)

若杉孝人 2024/08/01
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