ひまわり

バツイチ同士の私と彼。 お互いいろいろ人生の苦楽を経験してきたつもり。 10年ぐらい前にFBの浜田省吾のファンの会みたいのに入った。『私が一番好きな曲は『青空のゆくえ』です♪』と投稿すると1番にいいね!を押してくれ、『ぼくも好きな歌です』とギターで弾き語りを投稿してくれた。 そして『今度のライブに一緒にいきませんか』とメッセージで誘ってくれた。 会ったこともない人と行くなんて…ドキドキと戸惑いもあったが一緒に申し込むことに。 それがきっかけで少しずつお互いの近況などをLINEで話すようになった。お互い省吾さんの歌が好き、ということで話も弾みすぐに意気投合。彼に少しずつ惹かれていった。 遠距離でなかなか会えないが会いに来てくれた時は、海岸に車を停めて、海を見ながらふたりで『青空のゆくえ』や省吾さんの歌をいっぱい聴いたり語りあった。 最高に幸せで楽しかった。 歌詞にもある、♪〜恋のはじまりも終わりも知り過ぎてるから…♪というフレーズが真に心に沁みわたった。 大人の恋愛は若い時のように、想いのまま気持ちをぶつけたり、わがままも言うこともなかった。 ましてや何もかも捨てて飛び込んでいけないことはわかっていた。 秋になり、一緒に省吾さんのライブに行った。 バラードで彼が手をぎゅっと握ってきた時、ホッとそのぬくもりにあたたかな気持ちになった。でもなぜか涙があふれてきた。 あれから、『青空のゆくえ』を聴くたびに彼を思い出す。 もうあんなときめきを感じることはないだろう… 彼もこの歌を聴くと、遠い青空のどこかで私の事思い出してくれているのかなぁ…?とふと思う。

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