青の時

今から35年前、1990年オレが21歳の頃に「浜田省吾」さんを知りました。知ったきっかけは、当時職場の直ぐ近くに省吾さんのツアートラックが駐車されていて、同僚達が「ハマショー」のトラックだと騒いでいたのですが、自分はまだ省吾さんの存在すら知らなかったので、「ハマショー」とは?物の名前なのか人の名前なのかさえも分からずにいました。そんな中、年下の同僚が省吾さんのアルバム「farther's sun」を中心としたカセットテープをダビングして渡してくれたのです。「絶対良いから聞いて!」と。帰ってから直ぐに聞きました。そしたらその二つとない歌声やメロディや歌詞が素敵で直ぐにファンになりました。そしてその頃、職場に3つ歳上の好きな女性がいました。グループで遊びにも行ったりもしました。その内女性もオレが好意を持っていることに気付きました。しかし、その女性は一度も振り向いてはくれませんでした。でも、そのことは自分でも何となく分かっていました。でも、当時は凄くその女性の事が好きでたまらなくて、用もないのに夕暮れ時に自宅近くで車を止めて、女性が住む家の部屋の窓を眺めていた日もありました。(今ならストーカーになりそうですが)そう、灯も付いていない部屋をただ見ているだけでした。職場で会えるのですが、ただただ会いたくて…そんな時車の中で聞いていたのがA LONG GOODBYE…女性のことは忘れなきゃならないと思わせられた一曲です。その後もその女性とは付き合うこともなかったのですが、オレのほろ苦い青春の思い出となりました。 今頃、彼女は何処で何をして暮らしているのだろう…

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