ニニ

20代のころ父親に反抗し、好きな人の存在にも満足できず人生の目的を失い、真夜中、近くの埠頭まで父親のオレンジのマーキュリーを1人飛ばして波の音を聞きながら「防波堤の上」を何度もリピートしました。実際の波の音とテープの波の音とがシンクロしてまるで曲の中に自身があるかのような錯覚をした覚えがあります。なんと悲しく切ない曲なんだろう。「恋に落ち誰かと眠る、期待されて裏切られて」「悲しいほど自由」「風よ不意に俺の背中押すがいい、躇わないで」このフレーズが当時の私の状況と重なり、もがき苦しんでいました。 そんな私も61歳(女)、人生自分でなんとか切り開いて今は子供も独立し幸せな日々が送れています。 1月の埼玉アリーナに40年ぶりに主人とコンサートに行ってきましたよ。「愛の世代の前に」がスタート曲で、涙が溢れて止まりませんでした。ありがとうございました。

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