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大学を卒業すると同時に、夢を抱いて上京していった娘。
家を出て行ってしまう寂しさから素直に応援してやれなかった私。
しばらくは、毎日が新鮮で楽しいと写真をくれた。
が、数年後ある日の電話に出ると、仕事の帰り道…
応答なし、泣いている。
『ママの声が聞きたいから何か喋って』と。

娘が辛い思いをしていると思うと、居ても立っても居られない。こんな時近くならすぐに会いに行ってやれるのに。
誰も子供のまま生きてはいけない。涙流すたびに強くなってほしい昨日よりも。
こんな事がしばしば。
5年が経った。
無言電話もめっきり無くなった。
彼が結婚の挨拶に来ると言う。そういうことか、、、
当日私は嬉しくて朝のメイクにも気合いが入る。
Sweet little darlin’ 流れる
あれ、涙が溢れてきてメイクができない。嬉しいはずなのに何だこの寂しさは。
娘が辛い時、もう私には電話してこない。彼がそばで守ってくれているのだ。
よかったね、心からおめでとう。

さきく 2024/08/02
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