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ある日、私がキッチンで料理中、主人は換気扇の下でいつもの様にタバコを吸う何気ないひととき。省吾さんの曲を知らない夫に、花火の中の主人公の男性に理解出来ない私は、「ねぇ?男のひとってさ、今の状況投げ出して何処かに行きたくなる時ってある?」ってたずねた。 私は、絶対に主人が嫁さんと子供が居て自分達で建てた家。幸せいっぱいでそんな事したくなるわけ無いだろう!って絶対言うと思ってた。しかし、主人の言葉は真逆でタバコをふかしながら「あるよ」と言った。膝から崩れ落ちそうになったのを覚えている。続けて主人は「でもね、男はそれをしちゃダメなんだよ。嫁さんと子供達を路頭に迷わす様な事はしてはいけないんだよ。」と言った。私は、この時に初めてこの花火の主人公の男性が優しくて子供思いなんだと理解できた。稼ぎを全て送り、家族に不自由無く生活出来る状況を作っている。ただ心の影の部分がフッと表に出ただけの人なんだと。 男性はそんな気持ちが奥底にあり、表に出さないだけなんだと…。せつないね。

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