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思い出の曲は家路です。
21歳で出会った今の妻。妻を初めて連れて行った浜田省吾さんのコンサートは、昭和記念公園でした。もともと体が丈夫でない妻はお薬と共に生きてきた人生。我慢してきたことも人一倍多かったことと思います。
そんな妻は、どんな時でも100%スマイル「笑顔の人でした」。その笑顔に支えられて、夫婦で成長してきたように思います。そして39歳の初夏、妻は心臓血管の病に倒れました。11時間にも及ぶ手術で何とか命を繋いだのですが、妻の顔から笑顔は消えてしまいました。長く続いた入院生活は7ヶ月にもなり、毎日の面会の最後は妻の耳にイヤホンをつけてあげ、浜田さんの「家路」を流してあげる事。そして私も病院の駐車場から車に乗り「家路」かけて帰る日々でした。
退院のめどが立たず、倒れる以前にチケットを用意していた、11月の横浜アリーナのコンサートが近づいた時、「行ってきて!私の分までしっかり聴いてきて!」と背中をおされました。
そしてアンコールで流れた「家路」。疲れ果てていた自分に休みなさいと言ってくれたように感じ、浜田さんの声が身体を包んんでくれました。安堵、悲しみ、痛み、救いの気持ち、湧き上がる力、あらゆるものが体を駆け巡る一曲でした。
あれから7年、少しずついつもの生活を取り戻し、以前のようにはいかないことはあれど、それはそれなりに夫婦2人犬1匹、仲良く幸せな毎日です。
EarlySummer
2024/08/04
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