N.Y

40年前父の転勤で神奈川から大阪の高校へ行くことになり、行きたくなかった私は心閉ざした日々を過ごしていました。 高校3年の文化祭、同級生の浜省コピーバンドライブ(1982年ライブ抜粋だと思います)を観て、省吾さんをまだ知らなかった私の身体に衝撃が走りました。 それからずっとそのライブの歌が頭から離れず、大学受験のために実家に戻った時に吸い込まれるようにレコード屋に入り、頭の中に流れる音楽のイメージで迷い選んで買ったのが浜田省吾「イルミネーション」のアルバム。 急いで家に帰りレコードをセッティングして針をそっと置く。 1曲目"涙あふれて"のイントロ…そこからもう省吾さんの世界に引き込まれて、流れてくる曲流れてくる曲全ての曲に感動し、そして最後の曲 "Midnight Blue Train"… 省吾さんの歌声歌い方、この歌詞この曲、イメージだけで買ってきたレコードから流れてくる音楽が頭の中でピッタリはまり、いろんな涙が出てきて生きていく力をもらったのを思い出します。 そしてそれまで心閉ざしていたことに気づき扉を開けることができたように思います。  ミッドナイトブルートレインに乗って人生の再出発を走り出した感じでした。 大学に入って省吾さんのファンということで意気投合した彼とはライブに何度も行きました。 Midnight Blue Trainが流れてくるとやはりいろんな涙が出てきて涙の種類も増えていきました。 結婚して主人も省吾さんファンとなり最近は20代の息子もファンとなり、涙の種類が増えていきます。 Midnight Blue Trainは私の中でそんな大切な一曲です。 省吾さんとの出会いのきっかけとなったクラスメイトでもあったバンドメンバーのボーカルの彼、メンバーの彼女、彼は30代の頃に若くして彼女も3年前に病気で他界してしまったけど、浜田省吾というミュージシャンと出会わせてくれてほんとに感謝しています。 そして今でも走り続けてくれている省吾さんたちに感謝し、自分も自分なりに走り続けられるよう頑張ろうと思います。

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