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30年ほど前、当時付き合っていた彼が、NYへ転勤に。行くまで、行ったすぐは、不安や寂しさから、メール、電話、手紙が頻繁にありました。
でも、少しずつNYでの生活に慣れて行くにつれ、連絡が減り、1年後、会いに行った時には、もうすっかり生活、仕事を楽しんで、私の事を置き去りにして…。
私は、もう彼の中に居ない事を思い知らされ、帰りの飛行機では、涙が止まりませんでした。
20台半ばの若い私たちには、乗り越えられない距離でした。
それから別の人と結婚し、子供を授かった頃、アメリカでのテロが勃発。
彼の事を1番に心配し、連絡を取ってしまいました。
当時 日本に帰っていて、無事だった事、結婚したこと。お互いに若かったね。と 笑えたこと。
お互いに仕事の楽しさ、大変さを見を持って知り、あの時のあの選択しかなかった事を今は理解しあえて…。
あぁ 良かった。彼を好きになって良かった。
幸せにね。と
それから、私は離婚し、シングルマザーに…。たまたまタウン誌が掲載した勤め先のカフェでの私の写真を見つけ、彼から連絡が…。
名字、戻ってる?と
それから、10年、ようやく入籍します。
Midnight Flightは、NYからの帰りに聞いていた曲です。行くなと言ってほしかった。帰るなと言ってほしかった。
男女逆ですが、置いてけぼりにされて、伝えたいことを伝えられずに切なかった頃を思い出します。
今は、やっと、幸せになれます。
5年前この曲をコンサートで、2人で手を繋ぎなから聞きました。切なくて、若くて…。また泣きました。
南 貴子
2024/08/05
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