嶋田崇之

1990年春、私は、某飲料メーカーに入社しました。 まだ、18歳の、新入社員です。 6月のある日、会社から近い駅前のスーパーに週に何回か仕事で訪問してました。 多分、二時間くらい店内で商品を陳列など、活動してたのです。 当時は、まだ、商品には、バーコードも無く、1本1本に、値段のラベルを手打ちする事が、普通でした。 そうしないと、レジ係りの担当者も、価格が、分からないのです。 今じゃ、考えられません。 その頃の、店内は、有線放送なのか、お店の方が、自分で選んだ楽曲を流していたのかは、分かりませんが、よく歌がBGMとして流れてました。 その中で、どうしても気になる曲が、ひとつありました。 でも、誰が、歌ってるのか? 何ていう、曲なのかも、分からないままに、定期的に・・・ その曲が、自分の五感に響いてくるのです。 夏の、ある日に、会社の4歳先輩の車に乗ることがありました。 カーステレオから流れてくる、CDが、私に、答えを教えてくれたのです。 先輩は、いろんなアーティストの、CDを買っていたようです。 最近、発売されて、聴きだしたと。 私は、「これっ、誰、なんですか~?」と、先輩か、圧倒されるくらいの勢いだったかもしれません。 その後、すぐに、CDショップに行って、私は、この曲を手にしたのです。 もし、あのスーパーに行ってなかったら、 もし、先輩の車に乗っていなかったら、 私は、あなたに、逢えていなかったかも? いろんな、出会いに感謝して、是非とも、コンサートで、あなたが歌っている姿が、観たいのです。 その、一曲は、 浜田省吾さんの「恋は賭け事(ギャンブル)」 です。

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