らんちゃん

バイクに乗る事が大好きだったあの頃。 長期の休み時には高速道路や時にフェリーなど利用してひとり遠くの土地へ走りに行くことが 常だった。 ある5月の連休で四万十川と沈下橋を見たくて 計画した四国のツーリング。 実際は高知県に入ったら大雨でツーリング どころではなく、四国の天気予報はかろうじて 松山だけが雲の予報。 休みも限られているため決断しなくてはいけない。泣く泣く行き先を変更して急遽松山へ。 最初は大雨だったが松山へ近づくと雨は止み 曇り空。 松山に着き宿の確保の為、市内のホテルに電話するが松山城の記念のイベントがあり市内には観光客も多く、ホテルは全て満室。 観光協会へ行き大行列ではあったが何とか 駅近くのホテルが取れた… この時に観光協会の行列で後ろに並んでいた 同じくバイク乗りの人物と言葉を交わして 翌日の朝、たまたま再会し同じバイク乗りとして 友人となり、その後は縁あって恋に落ち それからしばらくして夫となり 日々を過ごしている。 人と人の出会いは奇跡で不思議である。 この複雑な出来事がなければ夫とは すれ違いもせず出会ってもいないのだから… 省吾さんの歌で何がいちばん好き?と聞かれたら 『たくさんあって選べないけど…う〜ん、何だろう?そうねぇ、さよならゲームかな…』と 少々照れつつ答える私なのである。

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