Mikity

 高校生の時にお付き合いをしていた彼がいました。お互いの夢を叶えるために、親元を離れ彼は四年制大学へ、私は二年制の短大へ進学しました。憧れの都会での学生生活は、目にするもの全てが新鮮で毎日が充実していました。  そんな楽しいときも私の就職活動を機に、ふたりの間に少しずつすき間が出来る様になりました。私は内定がもらえず、なかなか上手くいかない状況に、彼に冷たい態度をとるようになってしまいました。そんなある日、私は別れ話を持ちかけました。どうしても夢を実現したいことや、その後、もし夢を実現できたとしたら、もっと違う世界をみてみたい、そのためにひとりになりたいんだと。  一方的な話に彼は納得してくれなかったけど、私は自分の気持ちに噓はつけないと、正直に話し、その場を後にしました。  浜田さんの楽曲の中で "別々の夢 君は安らぎを 僕は自由を“のフレーズを聴くと、男女の立場は違いますが、、、夢を必死に追いかけていたあの頃を懐かしく思い出します。

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