jbaba

彼女に出会ったのは13歳になる年の春 コロコロとよく笑うかわいい子 私たちはすぐ友人になり、中学高校の6年間を家族以上に密な時を過ごした 高校を卒業する時、永遠の友情を誓ったものの、なかなか会えない日々が続いたある日、「私、お金持ちの人と付き合ってるの だから、電話してこないで」と‥ 彼女は、お金に固執するあまり、好きでもない人と一緒に暮らしているらしかった 私は、「丘の上の愛」の詞を書いた手紙を彼女に送った しばらくして、「初めて聞いた 声も詞もいいね」ただそれだけの手紙が届いた そして2年、久しぶりの彼女からの手紙は結婚式の招待状 お金持ちではないけれど、優しくて誠実な10歳年下の彼との結婚を選んだ彼女は、還暦を過ぎた今も幸せそうな笑顔を見せてくれる もちろん、私とも青春の時そのままの友人である

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