高校生の頃、地元のハンバーガーショップで一緒に働いていた大学生に恋をしました。
4歳年上の彼には同い年の彼女がいたけれど、二人は上手く行っていなかったようです。
彼から時折「海にドライブに行こうよ」とデートに誘われました。
お父さんの車を借りて迎えに来てくれました。
カーステレオから流れていたのは省吾さんのアルバム「愛の世代の前に」や「J.Boy」でした。
「すごく良いから」と大絶賛で薦めてくれたので、私も夢中で聴きました。
「ラストショー」に出てくる「星は君…」「月は俺…」の歌詞のところ。
いつも彼はクスッと笑っていました。
誰もいない海で省吾さんの曲を聴きながら、たわいもない話をするのが一番楽しかったです。
常に好意的に接してくれたのですが、ずっと片想いのままでした。
勇気を出して「好きです。彼女と別れてください。」とは言えませんでした。
でも、彼は私の気持ちを分かっていたと思います。
もどかしい気持ちのまま、数ヶ月間、友達以上恋人未満の関係が続きました。
ある日、ハンバーガーショップの前に彼女が待っていました。彼は彼女を選び、片想いの恋は終わりました。
彼は数年後、その彼女と結婚したそうです。
私も就職後、別の人と結婚しました。
参加したライブで「ラストショー」を聴く度に省吾さんの音楽に出会わせてくれた彼の事を思い出します。
彼も省吾さんの音楽を聴き続けてくれていたら嬉しいです。
2022年の武道館で「ラストショー」を歌い終わった後の省吾さんが「…歌っていうのは、まるでタイムカプセルみたいにその時々を閉じ込めていて…時々、それを開いて歌ったり聴いたりすると…その時の情景や感情がよみがえる瞬間があります。」と。次に歌ってくれたのが「片想い」でした。あの当時の切ない感情がすぐによみがえってきました。
ファンになって33年、省吾さんの曲はいつも傍らに流れていた「人生のサウンドトラック」です。
曲ごとに思い出があり、耳で聴くだけで当時の情景が浮かんで来ます。
省吾さん、長い間、ずっと歌い続けてくださってライブツアーを続けてくださって本当にありがとうございます。
Hiroshima Love
2024/08/24
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