あづ

高校生の時 私の友達はとても歌が上手で、歌手になるために、彼女の家には8トラのカラオケセットがありました。 時々遊びに行っては、歌詞カードの中から、歌える曲を選んで私も歌ってました。 8トラって確か一つに何曲か入ってて、その中にこの曲がありました。 「風よ 不意に俺の背中 押すがいい 躇わないで」 この歌詞にとても惹かれ、何度も練習しました。 私は小学生の頃から親に愛されてないと思い、希死念慮がありました。 自分では死ねないから、誰かに背中を押して、導いて欲しかったんでしょうね。 波はありますが、まだ生きてます。 自然に逝けるその日まで…、が理想なんてしょうが、心はやはり辛さの淵に浸かったまんまです。 頑張ると頑張りすぎるので、無理をしないよう自分と折り合いをつけながら、何とか生きています。

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