どんぴー

「浜田省吾さんの片想い聴いて」と 当時、片想いだった年上の彼に言われたのが きっかけです。 彼は私と出会う前に付き合っていた女性と別れる時に自殺未遂をされてしまいました。 彼女は一命を取り留めたものの、彼の負った傷は非常に深い深いものでした。 その経緯を話しながら「私を傷つけたくないし自分も傷つきたくない」と・・・ 私は彼の雪解けを待とうと寄り添う事にしました。 私は父を9歳で亡くした事もあり 姉夫婦と母と同居をしていました。 そんな時、私の姉が子供も夫も捨て失踪をしてしまいました。 姉がいなくなって母も兄も探し求め、それでも見つからない。 家族崩壊の状態でした。 そんな事を何も知らない彼は、いつものように電話をかけてきました。 リビングにあった電話。そばにいる義兄。私は彼に状況を話す事もできず、泣きながら「もうやだ」と・・・ 彼は私の言葉を誤解し連絡が途絶えました。 数ヶ月が経ち姉が家に戻ってきました。 数ヶ月の間は、彼の事を案ずるよりも姉の事で精一杯でした。 家族の事が落ち着いた後に、彼に公衆電話から連絡し姉の状況を話しました。 しかし、彼には「嘘をつくなら、もう少し上手い嘘をつけ」と信じてもらう事ができませんでした。 何十年か経ち、長い長い手紙を彼に書き、嘘をついた事がないと言ったら嘘になるけれど、あなたには嘘はつきませんと送りました。 その手紙で、やっと私の言っている事を信じてもらう事ができました。 でも、その頃には、私も彼も別の人がそばにいました。 結婚した今でも彼の事を忘れた事はなく片想い中です。 好きな人を心に浮かべる意味の浜田省吾さんの片想いを聴きながら、姿を心でイメージしています。 私の片想いは片念いの方が合ってるかもしれませんね。 浜田省吾さんのファンになって 素敵な曲に何度も勇気づけられました。 これからも色々なストーリーの曲を楽しみにしています。

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