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80年代の後半、毎晩のように仕事仲間がパブに集まり恋の話や将来の夢を語り、世の中の批判を肴にして夜中を過ぎてもカラオケのマイクを片手に飲み明かしていた。二日酔いで会社に行くのは当たり前のことで、頭の中ではSOMEDAYがグルグルとリフレインしながら惰性のような毎日を送っていた。
十数年後、仕事仲間はそれぞれ違う道を歩むようになりながらも家庭を築いたヤツはいたが、将来の夢を実現させたヤツは誰もいなかった。それでも年に一度は集まり、相変わらず昔の恋バナや世の中の批判だけは酒の肴になっていた。そして、深夜までカラオケで80年代の後半の曲を歌い尽くした最後は必ずSOMEDAYをワンフレーズごとに区切ってマイクを仲間の間で回しながら歌うというのが、集まりの恒例になっていた。愛を実らせ平和な家庭を築いたヤツも愛に裏切られて平和な家庭に失敗したヤツもマイク片手にSOMEDAYを歌うことで、信じることにすがって将来の夢を語っていた頃に戻ることができた。あれから30年全員が還暦を過ぎた年齢になっても信じ合える仲間に会える日が近づいてきた。
エンネン。
2025/06/21
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