君の微笑

浜田省吾

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tomi

遠距離恋愛をしていました。 当時、メールはもちろん、電話をかけても誰が出るか分からない世の中でした。 ある時、500㌔離れた彼と電話中に些細なことで口論になりました。その後の数日間、幼稚な私は、おそらくは彼からであろう電話に出ませんでした。 ある夜、ひとり暮らしのアパートのチャイムが鳴りました。扉を開けると照れたような恥ずかしそうな微笑みで彼が立っていました。 「明日は仕事やからすぐ帰らなあかん。数時間だけど会いたかった」と高速を一人運転し、来てくれました。本当に数時間でしたが、私はただただ嬉しかった。 帰り際に15分のカセットテープを渡されました。 その時に入っていたのが 君の微笑 です。 男前だけど決して器用とは言えず、口下手な彼からのメッセージだと思い、心にしみるというより苦しかったです。 彼のおかげでフアンクラブに入りました。 その後の代々木第一体育館が、私にとって最初の省吾さんのライブです。当時のフアンクラブ席はステージサイドだったと思います。 省吾さんが私たちステージサイドに手を振ってくれたこと、彼と大喜びしました。彼の笑顔も忘れられません。

オールドファン

1979年4月、1浪して九州の田舎から東京の大学に進学しました。その際、父親から言われたのが社会勉強してこい、女性に迷惑かけるな、必ず4年で卒業して故郷に戻る事でした。大学生活にも慣れた頃、短大の門近くで声を掛けた女性と半同棲生活を送るようになりました。 私は、卒業してからも支えてくれる彼女とずっと東京で暮らしたいという想いで、父親が東京に残る事を認めてくれそうな業種への就職を目指して勉強とアルバイトに励みました。でも結果は、ことごとく就職試験に失敗し、彼女と東京で暮らすという約束を果たせず「都落ち」で故郷に戻りました。今でもこの曲を聴くたび、若くて一生懸命だったあの頃を思い出します。