傷だらけの欲望

浜田省吾

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tomi

その永遠の一秒に…タイトルでのけ反りました。 誰でもそんな一秒があると思います。喜びにせよ哀しみせよ、そんな瞬間を持つ人生は豊かだと思います。 一つ年上の彼と十代最後の私。声をかけるまで、そこから二人で会うまで時間がかかって、大好きな彼氏と交際できたときは本当に嬉しかった。 一年後、彼がガイド本を購入し、旅行の計画をたててくれました。初めての旅行は、二人きりの時間が幸せすぎるし、美観地区巡りなど彼のプランも素敵で、とにかく楽しかった。宿泊先で夕食をとり…入浴して…お布団に入って…じゃれ合って…なんとそのまま二人とも眠ってしまいました。疲れてたんでしょうか、互いに寝入りが早く爆睡でした。 翌朝は私のほうが早く目覚めました。 横に彼がいる。彼が横にいる。手を伸ばせば触れられる距離に彼がいる。私は眠っている彼に見とれていました。しばらくして彼が「おはよう」と言いながら私の首に触れて…また眠ってしまいました。 その時、私はこの瞬間を死ぬまで忘れないだろうなと思いました。首に感じる彼の腕の重み…とにかく幸せすぎました。 あの「おはよう」が、その一瞬が、私の永遠の一秒です。 省吾さんのこのアルバムのタイトルを目にした時、あの時の情景と感情を鮮明に思い出しました。 ライブでも聴けました。大阪城ホール、超長髪で両手にマラカス姿の省吾さん、カッコよかった! 後で町支さんの手術直前だったと知りました。そんな状況でもあんなに観客をのせることができるのかと忘れられないライブの一つです。 イントロのギター、最高です。シビレます。 わかりやすい歌詞も大好きです。 ♪おまえをくるんだシーツを〜 おまえが私だったらと想像し、悶えていた若い頃の私。