明日なき世代

浜田省吾

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はりねずみ

♪出会い 1981年6月14日。 NHKFM、高橋基子さんの「ニューサウンズスペシャル」 日曜日の20時15分から始まる番組でした。 母から、夕食を食べるよう促されて、ゲストの情報は知らずにラジカセの録音ボタンを押しました。当時19歳だったわたしはラジオにFM放送があると知ったばかりで音楽を楽しんでいました。 Home boundがリリースされた後だったと思います。 ♪今夜はごきげん♪あばずれセブンティーン♪いつかもうすぐ♪とぎれた愛の物語‥‥。 歌詞もメロディもどの曲も当時の自分の気持ちにピッタリでした。そしてその声に一瞬で恋に落ちました。 日清食品、カップヌードルのコマーシャルソング「♪風を感じて」は関西のTV局で生出演時の演奏を観ていましたが、 NHKFMの放送は衝撃で、 最初に買ったのはアルバム「君が人生の時」でした。 数日後、地元の新聞にコンサートの情報を見つけたのは、運命としか言いようがありません。 当時の大阪厚生年金会館、「中ホール」での講演、チケットが取れたのは2階席でした。 オープニング曲は板倉さんのピアノで始まった♪明日なき世代。 トリハダが立つほど感激したのを覚えています。 2階、最前列中央の席はまるでわたしのために準備された、インビテーションシートだと思いました。 チラシにあったファンクラブに早速入会しました。 その頃ファンクラブは「Blue Train」本部は広島となっています。 82.2.10、No.13号が手元にある一番古いものです。 手書きの小さな文字でびっしり埋められています。 82年の武道館ライブ前のファンの集い、参加しました。 大阪、東梅田の◯◯イン。 女性ばかり、7〜8人もいらしたでしょうか。 一番好きな曲は何ですかと一人ひとりに聞いてくださって、わたしは「傷心」と答えたと思います。 並んで写真も撮ってくださいました。 以降、姫路、神戸、倉敷、大阪。自力で日帰りできる会場は何としてもの思いで追いかけていました。 姫路文化センターは床が抜けるのじゃないかとヒヤヒヤしたり、どのホールも手の届きそうなところに省吾がいました。 82.3月の岡山県体育館、アルフィーの高見沢さんにドキドキしたのを覚えています。 出産を機に省吾への思いは一旦封印。以降の新しいアルバムも聴かないまま10年余りを過ごしました。 離婚を決めて、最初に耳に飛び込んできたのが「星の指輪」です。仕事に向かうため車を運転していました。大阪の朝のFM番組で、アーティスト名、曲名の紹介もなく流れてきたイントロ。 初めて聞くその曲はすぐには省吾の声とわからないまま聞いていましたが、曲が終わってから「いい曲ですね」のコメントと曲名紹介がありました。 この曲に出会っていたら離婚はしなかったのに、なぜ「その永遠の一秒に」のアルバムを聴いておかなかったのかと悔やまれて、初めてこの曲を聴いた同じ場所を通るたび涙が止まらない時期がありました。 ショートムービー、Two love。 「キャッチボール」ストーリーと♪Iam father、省吾の声を聞きながら何故か滂沱の涙が止まりませんでした。 「やっぱりこの人が好きなんだ」と改めて認識した再会でもありました。 再度ファンクラブに入会して、ファンの皆さんの熱い思いに驚きながらも、省吾の人として変わらぬ誠実さに安心しています。 いつまでもお元気でいてください。一日でも多くなま省吾に会えることを生きがいとして日々の暮らしに励んでまいります。

なお

クラスの女子がアイドルに夢中だった高校3年生の時、私は浜田省吾さんが、大好きだった。当然、クラスの女子とも上手くいかず浮き気味だった。それでも1人だけ話せる友達がいた。彼女は成績か良かったが地元の大学に進学を希望、私は目標ができ都会の大学に進学を希望した。毎晩、受験勉強のお供は浜田省吾さんの曲。成績も上がり大学に推薦してもらえる事になった。ある日、担任に呼ばれ彼女が私の希望大学の推薦を希望した事、彼女の方が成績がよいのでこのままでは危ないと告げられた。その時のショックは本当に悲しかった。担任からは彼女の希望を聞かなったことにと口止めされていたので誰にも言えずにいた。そんな時、ラジオから「明日なき世代」が流れた。♪泣かないで〜の歌詞にハッとし♪まだ倒れちゃいない〜の歌詞に「私の歌だ!」と感じました。レコード店に行き、シングルレコードを買って登校する前に何度も聴いてから家を出る生活を受験が終わるまで続けました。結局、彼女は地元の大学へ、私は希望の大学に進学しました。浜田省吾さんの大好きな曲はたくさんありますが、この曲は青春の大切な一曲です。

ビートニク

80年頃だと思います。新宿Loftにほど近い下宿型アパートで学生生活。2階の湿っぽい部屋で買ったばかりの浜省のシングル「明日なき世代」を聴き漁っていた或夜、イントロのドラム連打からのオフビートに合わせるように調子外れの木魚系の音。隣住民からの御経の音色が漏れてきて、妙なコラボレートを思い出しました。