GOD’S BREATH

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ほくしん

母が結成当初からの大ファンで、幼稚園生の頃から欠かさず毎年ライブに行っている大学2年生女子です。TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020に行ったのが高校1年生の時で、ちょうどこのライブの10ヶ月前に母方の祖母を亡くしました。深い悲しみに暮れていてなかなか立ち直ることが出来ずにいました。しかし、私の両親は私が小学6年生の時に離婚していてそこから母ひとりで私を育ててくれていたことや、祖父は私が4歳の頃に亡くなっていることもあり、私が母を支えなきゃと必死になっていました。当時は中学3年生で受験の時期でもあり、不安と焦りでいっぱいでした。そんな時に TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020で初めて「GOD'S BREATH」を聴いた時に心が揺さぶられてなんとも言えない気持ちになりました。あの時、焦燥感に駆られていた私に一筋の光が差し込みました。私はその時「今聴かなきゃいけない曲は絶対にこれだ」と確信しました。イントロが始まった瞬間に一瞬にして心を奪われました。歌唱中にずっと優しい夜風が吹いていたことや、歌詞の『吹き荒れろ』の時に少し強い風が吹いたことを今でも忘れません。歌詞と曲調と前田さんの優しい歌声と夜風、みんなの熱気であたたかくなったその空間全てがマッチしていて圧倒されました。当時、先の見えない未来が怖かった私にとって【誰の涙も拭えない 僕に出来ることなど 孤独な君の胸に届く歌と祈りを贈ろう】という歌詞が私に寄り添ってくれているように感じました。また、【誰も知らない君の痛み 勇気に変えろよ】という歌詞に奮い立たされました。【七つの海を渡る 君の明日が輝いてるように】という歌詞を聴いて、希望に向かって一歩ずつゆっくり歩き出そうと思えました。【探していた未来を 運ぶ船にセイルを上げよう 七つの海を超えて 目指す世界 輝いてるように 七つの海を駆ける 願い思い叶えられるように】という歌詞を聴いた時に「ここで立ち止まらないで踏ん張って前を向いてこっから始めんだ」と応援されているように感じました。そして、「祖母の願いでもあった私の目指している将来の夢を掴み取れるように目の前のことに向き合って頑張ろう」と思うことが出来ました。この曲のおかげで無事に第1志望の高校に合格しただけでなく、今では第1志望であった大学に進学することが出来ました。祖母の願いのひとつであった"大学に通って欲しい""指定校推薦で合格して欲しい"という願いも叶えることが出来ました。空の上から祖母が毎日見守ってくれているんだと感じていました。今でも毎日見守ってくれていると信じています。今では祖母のためにも、専攻している日本文化を世界に広めるために日々勉学に励んでいます。現在も「GOD'S BREATH」を毎日通学時や車に乗っている時に欠かさず聴いています。聴いているとあの頃を思い出し、「たとえ今どんなことが起きても辛い過去を越えてきたんだから大丈夫」と勇気づけられます。改めてTUBEさんの音楽の力は偉大で素晴らしいと気付かされました。