HEART BEAT

佐野元春

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ビートニカ

歳の離れた兄がいます。 口数の少ない兄で、あまり話しをしたこともありません。 そんな兄が中古のブルーバードを買ったとき、中学生だった僕を助手席に乗せてくれたことがあります。 車内では、ほとんど会話もなく、カーステレオから流れてくる音楽を聴くともなく聞いていました。 それは初めて聴くタイプの歌でした。 そこに描かれている物語は僕を何処かへ連れて行ってくれました。 窓の外を流れる景色がいつものと違っていました… 見知らぬ街から帰ってきて車を停めると、無口な兄がフロントガラスを向いたまま誇らしげに「小説みたいだろ」と呟きました。 これが僕と佐野元春の出会いであり、歳の離れた兄と心を通わせた瞬間です。 二人とも歳を重ね、兄は今、抗がん剤の治療を続けています。

Masako

ハートビート…心臓の鼓動、車のウィンカー、こちらへの手まねき? こっちこっち… 心凍りついていた10代。良いものをキャッチするアンテナは人一倍鈍かったはずなのに、 佐野元春さんにだけは反応した私の心のアンテナ。 ガラスのジェネレーションをかいた佐野元春さんってやっぱりすごい人なんだ。。 静かに私の心に感動が広がってから、30年近く時を経た、2000年代後半。 小学校に上がったばかりの次男からの、リクエスト。 「お母さん、もう、寝るから、ハートビートかけてくれる?」 そう、これは、彼の睡眠ソングとなったのでした。

アスファルトの森のアリス

あの頃私は20代で 友達と仕事の後 千葉から横浜に行ったり 筑波まで行ったりよくドライブした ただ夜中に起きて走っているだけだったのだけど 数人でワイワイ楽しかった 夜が明けて明るくなると 何となく罪悪感があるから 暗いうちに帰って 少し寝てまた仕事 若かったなあ この曲のPVと同じように 高速道路の電気は明け方パッと消えるんです まだ薄暗いとき 夜が白み始める頃 昨日は終わり 今日の始まり 私達は若くて 何も怖いものはなかった みんな今はどうしているのだろう この曲を聞くと今でもあの頃を思い出して切なくなります

natsuco

早朝に目が覚めてしまうのは 加齢による早朝覚醒だとわかってる あの頃とはシチュエーションが違う だけど、わたしたちは嬉々として 必ずつぶやくのである 「でもまだ4時半だぜ」って (おやくそく)

nami

2022年の神奈川県民ホール。 わりとオリジナルに忠実なバージョンのHEART BEATが演奏されて。 サビの部分では気がついたら胸に手を当ててました。確か元春さんはハーモニカを吹いて、ものすごく感動して。元春Musicとの再会を後押ししてくれた曲。 長いこと離れていた勝手なファンで その間に幸せなことも、とても辛いこともあって こんな歳になって生きる意味とか考えてたけど、 あの時「私は」という主語を取り戻すような気持ちになれたことが本当に嬉しかった。 あの時の「HEART BEAT」忘れません。 ありがとう。