月夜を往け

佐野元春

収録されている「月夜を往け」は、佐野元春の04年5月に発売された48枚目となるシングル。c/wとして「99ブルース(H.K.B. Version)」を収録。

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Hdl-TOMO

1980年。私が中学2年生の終わり頃にデビューされて以来の45年間、ずっと佐野さんの音楽や活動を追いかけつつファンを続けて来ました。 高校受験に失敗したり、通った高校では卒業ギリギリの出席日数だったり。 その後の紆余曲折でとある公務の職員になって日々の社会生活を送りながらも、ずっと佐野さんの一挙手一投足を追いかけていました。 やがて私はそれなりの年齢になって、自己と周囲からの様々な抑圧との狭間でもがく日常に耐えられなくなりました。 言い換えると、私の今までの自分を見つめ直し、これからの自分の道を切り開くための苦しくも重要な時期だったわけです。 そんな頃、約4年ぶりに発表されたアルバム「The Sun」の冒頭に収録されていた「月夜を往け」の壮大な演奏と歌詞に強く背中を押され、新たな生き方という道に進んでみよう!と意を固めました。 謂わば、私の人生最大の転機を応援してくれた大切で忘れられない1曲なのです。

ばーすでい

コートを羽織り、家路につく。冷たい風が頬を撫でふと見上げると優しく月が浮かんでいる。そんな月と佐野さんを重なる。信号待ちで、自宅のベランダで、夜空に月を見つけるとホッとする。この曲を聞いてからそんな気持ちになります。