詩人の恋

佐野元春

収録されている「ZOOEY」は、佐野元春の13年3月に発売された15枚目となるアルバム。「世界は慈悲を待っている」、「虹をつかむ人」、「愛のためにできたこと」他、全12曲収録。

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キャンディレッド

とても、とても、悲しい歌。 初めて聴いたとき、身動きができなかった。苦しくて。 今でも、ふとどこかで耳にすると立ち止まってしまう。手が止まってしまう。心が一瞬で連れ去られる。 歌の主人公が、100%自分であることはない、と佐野元春は言い切るけれど、思いを馳せずにはいられない。そして、願わずにいられない。誰かがこんな辛く、悲しい思いをしていませんようにと。

natsuco

元気だった頃に 「革命は静かに始まっているよ」 この歌詞にシンパシーを感じるの と話していた友達 4年半の闘病のあと 2024年が始まったばかりの寒い日に 静かに旅立っていきました 『今、何処』ツアーの初日、戸田市文化会館 セットリストの中にこの曲がありました その時、彼女はまだ生きていてくれたのだけど 旅立つ日がそこまで来ているのかもしれないと 覚悟をするような気持ちで聴いていました スクリーンに映し出された大輪の花を 今も思い出します ダリアかな 「虹の上しか歩かない」 を見事にやり切った彼女の人生と あの花が美しく重なりました すごく綺麗でした 最近になって 喪失感しかなかった気持ちが すこしずつ変わってきたように感じます 哀しみが安らぎに変わるまで もうすこしかもしれない この曲が寄り添ってくれているから きっと大丈夫と思っています

ソウルでブルース

いろんな曲が世の中にはありますね。そして、年齢を重ねた分、知っている曲は多くなります。しかし、若い頃とは違い、良い曲であっても忘れやすくなります。ところが、この歌は、圧倒的なインパクトを持って、感性に突き刺さりました。良い時悪い時関係なく、この長い曲を聴き終わると、自己肯定感を持ち直すような気持になれます。大事な歌です。