路地裏の少年

浜田省吾

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あかり

19歳のとき、彼氏の部屋でバイトの彼の帰りを待っている時のこと… 。退屈なのでテレビの台の下の方をあさっていました。本棚のようにいろんなビデオテープが並んでいる中、女の人のエッチなビデオが目につきました!ぎょっとしたにもかかわらず、それを1番に手に取った時、サングラスをかけた男性のビデオがくっついてきたのです。音楽かコンサートビデオかなって、とりあえずビデオデッキの中へ…テレビ画面の真ん前で座ってみていたら、白い大きな大きな布がバルーンのようにボヨンボヨンと大胆に揺れていて、そしたら、中から男の人が飛び出してきたんです!ビックリ箱からプレゼントが飛び出してきたみたいに胸がハッとしました。そこから、気持ちよくなる爽快なリズムで歌が始まると、サングラスの男性がいい声で自分の話を聞かせてくれるような歌をうたってくれて…♡わずか数分で恋に落ち、そこから画面の前にどのくらいいたのか覚えていませんが、今でもON THE ROAD "FILMS"の路地裏の少年を観るとその時のキュンとした感覚がやってきます。彼が帰宅した時、「何、勝手にみてんだよぉ。」と、どっちのビデオのことを怒っていたのか忘れましたが、その後、フォークギターで省吾さんの曲を弾いたり、わたしにも教えてくれてギターにハマりました!練習を重ねて指先がぐちゅぐちゅになって、それでも絆創膏を巻いて練習し、ようやく指先が足の裏のように硬くなって、弦を押さることができ四畳半のアパートに学校の友達を3人呼んで、わたしの浜田省吾弾き語りライブをしました(^^) 路地裏の少年は、そんな10代最後のわたしの想い出の曲です。省吾さん、ありがとう♡

初恋岬

母が浜田省吾と巡り会ったのは中1の冬。家出に失敗した日の夜、ノイズだらけのトランジスタラジオから聞こえてきた初めて聴く曲に「希望が見えた」そうです。それが浜田省吾さんの「路地裏の少年」。複雑な家庭環境や周りの大人との関係に嫌気がさしていた母にとって唯一分かり合えるかも知れないとの思いだったそうです。大人になり母となって自分のことは後回しが当たり前で、家族の介護と育児と家事で笑顔を封印する日々が続いていても、浜田省吾さんのライブだけはまるで家出をするようにひとりで出掛けていき、満足そうな笑顔で帰宅していたっけ。その母が今は病院のベッドで眠ったままです。私たちはわずかな面会を終える時、母の耳元で母を救ってくれたその曲を流して帰ります。いつかまたきっと、浜田省吾さんのライブから笑顔で戻って来る母を迎えられることを毎日祈っている私たちです。

糸井さんの妻

彼とはお見合いで出会いました。初めてのドライブの時彼はかなり緊張しているのが何となく伝わってきました。 何か話題を探そうとしているか…。そんな時に「好きなミュージシャンとかいますか。」と聞いてきたので、「私は…」と話そうとすると、「俺は浜田省吾って言う人が大好きなんだけど、でも、テレビにはほとんど出ないので、たぶん知らないと思います。唯一ヒットした曲がカップヌードルのCMに使われたくらいかな」と楽しそうに話してくれました。「そうなんですね。実は私も浜田省吾が大好きで、なぜかいつもサングラスかけていますよね。」「うんうん サングラスを外した顔を見たこと無いよね」 それから一気に話が盛り上がり、浜省を好きになったきっかけの曲は、お互いに「路地裏の少年」。そして、同じアルバムを何枚も持っていること、「やっぱり丘の上の愛はしみるよね」とか「ラストショーも外せない」とか、話が尽きませんでした。 それから結婚も決まり、今ではいつも二人一緒にライブに出かけることが最高の楽しみになっています。本当に素敵な出会いと時間をありがとうございます。浜省には心から感謝しています。

ふな

初めて生で観れた1993年ライブの1曲目。 ギターを弾いた事もないのに余りの感激にまだ現金支給だった賞与を握りしめて楽器屋さんに出向き、浜田さんの写真を見せて同じものを下さいと言ったら「これは12弦ですから初心者には無理です」と諭され同じ色のタカミネの6弦ギターを購入! この年、タカミネギターは創立50周年記念で購入者には抽選で名前入りの新しいギターをプレゼントするキャンペーンが行われていましたが・・何と見事に当選!初心者なのにまさかの2本持ち・・初めてイントロを弾けた時の感動は未だに忘れる事が出来ません。これからも一番大好きな歌として弾き語ろうと思います。

みや

一浪して希望した大学には入れず、地方の大学に入学することになりました。 父親が運転する軽トラックに荷物を積んで、母親と祖母が涙しながら見送ってくれました。 途中のフェリーの雑魚寝部屋の中で毛布に包まり「路地裏の少年」を聞きながら涙したのを思い出します。 学生時代は歌詞どおり部活の仲間と熱い話に夢中になり、貧乏学生だったの朝方までのバイトと初めて身を焦がすような恋の日々でした。 この曲を聴くと今もその時代の匂いがしてきます。