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田舎の高校を卒業して、地元に就職。その会社に、二つ上の男性の先輩がいました。未成年だった私は、会社の飲み会には参加できなかったので、よくその先輩と、同じ会社にいた先輩の彼女と一緒にカラオケに連れていってもらっていました。その先輩が、カラオケでよく歌っていたのが、もうひとつの土曜日…でした。初めて聞いた時に、これだ!って思ったのを覚えています。数年で、体調を崩し私は退職。その後、私は結婚、出産と先輩とは疎遠になってしまいました。先輩と彼女は結婚して、たまに連絡を取り合っていましたが、数年後のある時にしばらくぶりに連絡をしたら、先輩が突然の病気で亡くなったと聞きました。
まだ若かったのに…。省吾を知ったのは、先輩がいたからでした。もしかしたら、一緒にライブに行っていたかもしれないのに。今でも、もうひとつの土曜日を聞くと、若かった自分と先輩を思い出します。
コジコジ
2024/08/30
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今から35年くらい前、当時付き合っていた彼女とは、高校時代に付き合い始め、お互いギターで弾き語りを楽しむ趣味を共有し、地元の誰も来ない山の中の隠れた神社の社殿に腰を下ろし、よくギターを弾いていました。
高校卒業と同時に、彼女は地元の看護学校へ、私は神奈川県の大学へ進学、遠距離恋愛の始まりでした。
4年間、週に一回くらい、近くの川沿いにある公衆電話に100円だまを数枚握りしめ、寮生活を送る彼女へ電話し、月一回くらのペースで彼女は、私のオンボロアパートへ通い、一晩過ごして帰るという、そんな日々を過ごしていました。
大学卒業後、私は東京の会社へ就職し、彼女は、地元で看護師として働いていました。
そのころ、18枚目のシングル『LONELY-愛という約束事』が発売され、そのB面に収められていた『もうひとつの土曜日』がすごくよくて、そのEP盤を彼女に贈りました。
そして、「地元へ帰ろう」「彼女のそばにいて、指輪を贈ろう」と心に決め、地元へ戻りました。
「子供の頃、君が夢見てたもの、叶えることなど出来ないかもしれない。ただ、いつも傍にいて、手をかしてあげよう。受け取って欲しい、この指輪を。受け取って欲しい、この心を。」
と、しかし数か月後、私の青春は幕を閉じたのでした。指輪も贈れず、なぜ彼女が去っていたのかもわからず。
あれから35年、こんな話をするなんて思ってもみませんでした。